
魑魅 下巻のうんこシーン
005…餓鬼の巻 |
037…人魚の巻 |
069…時の種子の巻 |
101…怪画の巻[前編] |
131…怪画の巻[後編] |
163…<特別作品>下闇の香り |
195…<魑魅の素>1968年の標本ビン |
時の種子の巻にあります。
時の趣旨の巻
(ピキーン!)
何の脈略もなく、突然に、
腹部に悪寒を感じた・・・
(な……なにこれ!?)
あまりの激痛に両の手で腹を抱える摩未
(ト……トイレ)
(だめェ間にあわないい!!)
便の勢いと比べて厠までは到底間に合わないと悟り、
最後の手段とばかりに野生の獣と同じ要領で野に放った。
(はぁはぁ…)
高校生にもなって野糞したことに対する悲壮感
慌てて土をかぶせてブツを隠す摩未
(変な物食べたのかしら?)
見に覚えのない腹痛の記憶の糸を辿る摩未。
誰にも言えない秘密が出来た瞬間だった。
フラフラとぎこちない足取りで
温室を飛び出て人気の無い校舎を後にした。
死角からのフラッシュの気配に気づいた摩未
(通称:変な2年生)
目が合っても写真を取り続ける男子高生
ぎこちない足取りで退散
(何か落とした!?)
(写真!?)
決 定 的 瞬 間 !!
(ど…どーしよう!!)
(あんなやつに撮られちゃったあ!!)
(こんなの他の人に見られたら生きていけないよお!!)
※ホラー苦手な人は閲覧注意です